一般社団法人 愛知県木材組合連合会

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平成28年11月

愛知県産材利用の手引き

愛知県産スギ・ヒノキの基準強度及び横架材スパン表

552荷重負担範囲

表 100の番号に合わせて、荷重負担範囲を以下に示します。(なお、荷重負担範囲の説明に用いる図は見易さを優先しており、図の架構が推奨される訳ではありません。)
a) 床梁
ⅰ) 床梁の両側に床が存在
a)-1 (他の梁を受けない)床梁
表 100中のa)-1に該当する床梁の荷重負担範囲を図 12に示します。荷重状態としては、床の等分布荷重がかかります。このとき設計用荷重は表 101のようになります。 ss_20151014213135 ss_20151014213150
a)-2 両側から他の梁を受ける床大梁
表 100中のa)-2に該当する床梁の荷重負担範囲を図 13に示します。荷重状態としては、床の集中荷重がかかります。このとき設計用荷重は表 101と同じです。 ss_20151014214150
a)-3 片側から他の梁を受ける床大梁
表 100中のa)-3に該当する床梁の荷重負担範囲を図 14に示します。荷重状態としては、床の等分布荷重と集中荷重がかかります。このとき設計用荷重は表 101と同じです。 ss_20151014214258
ⅱ) 床梁の片側のみに床が存在(床梁が外周に配置)
a)-4 (他の梁を受けない)床梁
表 100中のa)-4に該当する床梁の荷重負担範囲を図 15に示します。荷重状態としては、床の等分布荷重と壁の等分布荷重がかかります。このとき床の設計用荷重は表 101と同じになり、壁の設計用荷重は表 102のようになります。 ss_20151014215015 ss_20151014215032
a)-5 片側から他の梁を受ける床大梁
表 100中のa)-5に該当する床梁の荷重負担範囲を図 16に示します。荷重状態としては、床の集中荷重と壁の等分布荷重がかかります。このとき、床の設計用荷重は表 101と同じになり、壁の設計用荷重は表 102と同じになります。 ss_20151014215519
b) 小屋梁
ⅰ) 小屋束を介して屋根荷重を受ける小屋梁/小屋梁の両側に床が存在
b)-1 (他の梁を受けない)小屋梁
表 100中のb)-1に該当する小屋梁の荷重負担範囲を図 17に示します。荷重状態としては、屋根の集中荷重と天井の等分布荷重がかかります。このとき、屋根の設計用荷重は表 103のようになり、天井の設計用荷重は表 104のようになります。 ss_20151014215910 ss_20151014220003
ⅱ) 小屋束を介して屋根荷重を受ける小屋梁/
   小屋梁の片側のみに天井が存在(小屋梁が外周に配置)
b)-2 (他の梁を受けない)小屋梁
表 100中のb)-2に該当する小屋梁の荷重負担範囲を図 18、図 19に示します。荷重状態としては、屋根の集中荷重、天井の等分布荷重、壁の等分布荷重、けらばの等分布荷重がかかります。このとき、屋根の設計用荷重は表 103と同じになり、天井の設計用荷重は表 104と同じになり、壁の設計用荷重は表 102と同じになり、けらばの設計用荷重は表 105のようになります。 ss_20151014220342 ss_20151014220422
ⅲ) 小屋束を受けない小屋梁/
   小屋梁の片側のみに天井が存在(小屋梁が外周に配置)
b)-3 (他の梁を受けない)小屋梁
表 100中のb)-3に該当する小屋梁の荷重負担範囲を図 20、図 21に示します。荷重状態としては、屋根の等分布荷重、天井の等分布荷重、軒庇の等分布荷重がかかります。このとき、屋根の設計用荷重は表 103と同じになり、天井の設計用荷重は表 104と同じになり、軒庇の設計用荷重は表 105と同じになります。 ss_20151014220725