愛知県木材産業政治連盟
    平成23年度 事業計画

 平成23年度の経済見通しについては、依然として足踏み状態にあり、デフレ傾向・企業の収益性の悪化、
設備投資の減少、個人消費停滞の中にあって、雇用悪化、内需低迷などが続いており、景気の先行が不透
明な状態にある。
 このような中で、木材産業の緊急かつ最大の課題は木材需要の回復・拡大である。住宅については、ストッ
ク、人工動態等からみれば着工戸数の大きな伸びは期待しがたいと考えられる中にあって、住宅部門におけ
る木造住宅の増加、公共・商工業施設など住生活等のあらゆる分野での木材利用拡大に果敢に取組んでい
くことが必要である。
 こうした中で、木材・国産材を使った施設・まちづくりの機運は広まってきており、各方面との連携協力体制
の下にこれを実需拡大に結びつけていく努力が重要である。
 また、東日本大震災は未曾有の大災害となり、国を挙げての救援、復旧、復興が進められている。木材業
界としては復旧資材である木材の需要安定に最大限努力していく必要がある。また、大震災・原発事故の被
災木材産業の復旧・復興のための支援対策の実現等にと取組んでいくことが緊要である。
 以上の諸課題に対して本連盟は、全国木材産業政治連盟との緊密な連携のもとに、「新たな木材利用への
挑戦で木材産業の創造的再興」のために政治力を結集し、特に、木材需要の回復、景気・業況改善対策、税
制改正への取組みを強力に推進する。

    1.東日本大震災の被災木材関連産業の復旧・復興と木材需給安定

    2.総合的な木材需要の回復・拡大

    3.木材産業の再興に向けた産業構造の確立

    4.中小企業対策及び木材利用が促進できる制度の充実

    5.品質の確かな木材製品、認証木材等の普及利用促進

    6.政経文化パーティの開催

   

収支予算書ページへ