22曲げヤング係数分布と基準強度の算出 221曲げ性能 県産スギ材の曲げ性能については、曲げヤング係数(Eb)が7.8±1.2GPa(mean±SD)、曲げ強度(Fb)は45.8±9.5N/㎜2(mean±SD) と、それぞれ全国平均より若干高い値でした。 ヒノキは、曲げヤング係数10.4±1.3GPa(mean±SD)、曲げ強度は60.0±10.6N/㎜2(mean±SD)でした。 機械等級区分では、スギはE70以上が91%、ヒノキはE90以上が98%を占めました。 222基準強度 実験結果から算出した愛知県産スギ・ヒノキの基準強度は、表1、表2のとおりとなりました。なお、データ数の少ない等級については、信頼性の問題から基準強度を算出しませんでした。 75%信頼水準95%下側許容限界値から算出した曲げ強度下限値(基準強度)は、目視等級間より機械等級間での差が大きく、強度区分の効果が明確に現れました。